タナケナ原古屋敷跡(タナケナハラフルヤシキアト)H18年度

2013年2月1日

2006(平成18)年度

 遺跡名  タナケナ原古屋敷跡(たなけなばるふるやしきあと)
 所在地  糸満市字摩文仁タナケナ原
 遺跡の種類  集落跡
 遺跡の現状  畑地
 遺跡の時代  近世
 調査の目的/契機  一般国道331号摩文仁改良建設工事に伴う緊急発掘調査
 調査期間  2006(平成18)年9月4日〜2007(平成19)年2月26日
 調査面積  1,998㎡
 調査機関  糸満市教育委員会総務部文化課
 検出遺構  石積
 出土遺物  グスク土器、中国製陶磁器、沖縄産陶器、本土産磁器、石器、自然遺物、戦時遺物等
 調査の成果  タナケナ原古屋敷跡は、糸満市字摩文仁集落の北側畑地一帯に広がる近世の集落跡である。本遺跡は1992年度に確認されたもののこれまで未調査であったことから遺跡の実態については不明な点が多かったが、今回の発掘調査により、本遺跡の一端を把握することができた。
 本遺跡の特徴は、まず、石灰岩の岩盤を利用して野面積みの石垣を集落の外周部分に廻らしていることが挙げられる。次にその石積みであるが、内部は礫等で充填されるものではなく、所々で土砂が混入されており、グスク等にみられる石積みとは構造的に異なるようであり、その用途については明らかにし得なかったが、山林内に広がる遺跡中心部の形状は、八重山地方のスクに類似する形態も有しており、今後類例遺跡の増加を待って改めて検討したい。
 調査風景