12月17日現在、県内の交通死亡事故は47件発生し、48人の尊い命が失われています。これは前年同期と比べて10件(11人)の増加となっています。また、12月に入り5件発生し、高校生2人を含む5人が死亡しています(道路横断中の死亡事故が3件発生)。
最近の交通死亡事故の情勢としては、平成19年から平成24年(昨年)まで死者数は40人台で推移していますが、例年、これから年末にかけて交通死亡事故が多発する傾向の中で、今年は死者数が50人台になることが懸念されるなど、極めて憂慮すべき状況にあります。
【今年の死亡事故の特徴】
〇夜間(日の入り後)の事故/31件(31人) ※うち20件が深夜(22時~5時)
○歩行者などの事故/20件(20人)
○二輪車が関連する事故/17件(17人)
○飲酒絡みの事故/8件(8人)
となっており、事故原因については、
○運転者側の前方不注視・安全不確認
○歩行者の横断歩道外での横断
などとなっています。
【ドライバーの皆さまへ】
○自分の車を相手に知らせるため、早めのライト点灯の励行
○交差点では一時停止をするなど、安全確認を徹底する
○道路を横断しようとする歩行者を見掛けた場合は停車し、安全に横断させる(歩行者優先)
○右左折や車線変更する際は、二輪車や自転車に十分注意する
○飲酒運転は絶対にしない、させない、許さない
【二輪車を運転する皆さまへ】
○自己の運転技量を過信せず、安全な速度で走行すること
○車両間のすり抜けや対向車線にはみ出すなどの無謀運転はしない
○交差点では右折する車両に十分注意すること
【歩行者の皆さまへ】
○道路を横断する時は、横断歩道を利用し車が止まったのを確認して横断する
○夕暮れ時や夜間は、相手から見やすい目立つ服装を心掛け、反射材を着用する
○お年寄りや子どもの横断を見掛けた時は、安全誘導するなど積極的に手を差し伸べる
などを実行してください。
これから、学校や職場は年末・年始の休暇に入り、イベントに伴う夜間の外出や飲酒の機会が増えることから、重大事故の発生が懸念されます。悲惨な交通事故を1件でも減らすため、引き続き皆さまのご協力をお願いします。
【問い合わせ】
糸満警察署☎995-0110