第一市営住宅(字糸満2276番地)は、築45年余りを経過し老朽化が著しく進行しており、入居者の居住性や安全性が損なわれています。そこで現地での建て替え計画を実施し、平成28年度に基本設計、平成29年度に実施設計を行い、建て替えするための設計業務を完了させました。
今年度には既存入居者の皆さまを建て替えが終わるまでの間、稲嶺原市営住宅(旧南小学校跡地)を仮移転先とし、引越業務を現在行っています。
引越業務が完了次第、既存の第一市営住宅の解体工事に着手し、工事期間は今年の8月~来年1月まで約5カ月間を予定しています。
来年度の平成31年度から平成32年度にかけて現地での建設工事を予定しています。
新しく建替える第一市営住宅は、1棟5階建ての住戸総数37戸に集会室、エレベーターを1基整備し、敷地内には入居者用の駐車場も整備する予定です。
5部屋間取りタイプは1DK、2DK、2LDK、3DKの計4タイプの住戸を整備し、住戸内をバリアフリー仕様として計画しています。
建設地は海沿いで周辺も海抜高度が0~5メートルと低く津波被害の恐れがあることから、発災時には津波避難ビルとしても利用できるよう整備する予定です。
今年度の解体工事着手に伴い、近隣住民の皆さまには工事中の騒音・振動などがあるかと思いますが、ご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
【建物概要】
【完成予想図】