2015年、すべての国が参加する形で、2020年以降の温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択され、世界共通の目標として、世界の平均気温上昇を2℃未満にする(さらに、1.5℃に抑える努力をする)こと、
今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが打ち出されました。
「COOL CHOICE」は、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」をしていこうという取組です。
地球温暖化対策のために、今できる「賢い選択」
「COOL CHOICE」とは、2030年度に温室効果ガスの排出量を2013年度比で26%削減するという目標達成のため、脱炭素社会づくりに貢献する製品への買換え・サービスの利用・ライフスタイルの選択など地球温暖化対策に資する「賢い選択」をしていこうという取組のことです。
糸満市はCOOL CHOICEに賛同し、地球温暖化対策に資する賢い選択(COOL CHOICE)を推進していきます。
1. 製品の買い換え
例)LED照明、エアコン、冷蔵庫、高効率給湯器、節水型トイレなどの省エネ製品
エコカー
エコ住宅、断熱リフォーム
2. サービスの利用
例)公共交通の利用、カーシェアリング、バイク(自転車)シェアリング、
宅配便再配達防止
再生エネルギーの利用
3. ライフスタイルの選択
例)クールビズ、ウォームビズ、クールビズ、ウォームシェア、
エコドライブ、自転車の利用
省エネ対策としてもオシャレにも
ワイシャツに代わる沖縄の夏の軽装として広く定着している「かりゆしウェア」。
“かりゆし”は、沖縄の言葉で“めでたい・縁起が良い”という意味を指しています。
元々、かりゆしウェアは沖縄の観光推進として、アロハシャツに負けない、沖縄らしいウェアを作ることを目的として作られました。
そして、今では省エネルギーに役立つものとして推奨されています。
冷房時の室温を28℃にして過ごす「クールビズ」が開始された翌年、かりゆしウェアの製造数は前年より7万枚以上も増加。
また、東日本大震災の影響で、さらなる節電の必要性が求められ、2011年から2015年の間は6月~9月を「スーパークールビズ」としたことで、かりゆしウェアはさらに注目されることに。
最近では沖縄伝統工芸「紅型」を取り入れたものや長袖バージョンも登場し、ファッションアイテムとしてもクールビズが楽しめるようになりました。
バスに乗ってCO2を減らそう!車社会沖縄の取り組み
沖縄県は自動車の保有台数が多く、100万台を超えてさらに増加を続けています。
そして、混雑時の車の速度は東京や大阪よりも遅く全国ワースト1位という結果も…。
沖縄県のCO2排出量全体の3割は自動車等によるものという調査結果も出ており、環境への負荷も高まっていることが判明しています。
そこで、沖縄では路線バスの利用促進に踏み出しました。
例えば、車の使用を1日10分控えると、年間では一世帯当たり約600kgのCO2削減という試算が出ているのです。
一人一人が、車を使う時間をほんの少し減らすことで、地球温暖化対策への取り組みに貢献することができるのです。