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ジョン万次郎 上陸の地

ページID:0001873 更新日:2022年12月1日更新 印刷ページ表示

ジョン万次郎 上陸
 170年以上も昔、21世紀への道を踏み出した男がいました。日本人として初めてアメリカ大陸に上陸した人物、ジョン万次郎。
 24歳の万次郎がアメリカから帰国の際に上陸した場所は、糸満市の大度浜海岸です。2018年2月、上陸の地に万次郎の足跡を伝える記念碑を整備しました。

上陸の地
 万次郎が上陸した大度浜海岸は、本島最南端・喜屋武岬の東側に位置しています。那覇空港から国道331号を経由し、平和祈念公園に向かう途中にある「大度浜海岸」の案内標識から右折、農道を経て到着します。
 大度浜海岸は、ウミガメやサンゴ、野鳥などの希少動物が生息する豊かな自然環境を有する場所です。また、日本で唯一の戦跡国定公園として指定された場所でもあります。大度浜海岸には、シュノーケリングやサーフィン、自然観察などを目的とした人が1年を通して訪れています。
 大度浜海岸には、自然公園施設として大度園地が整備されています。園地内には、広場、休憩所、公衆トイレ、駐車場(28台)、歩道などが整備されており、無料で利用することができます。
万次郎が上陸した大度浜海岸

記念碑.
 大度浜海岸に整備した記念碑は銅像タイプです。アメリカ帰りの万次郎はカウボーイハットをかぶり、ベストやジーンズを着用しています。右手は生誕の地・土佐清水市の方向を指差しており、左手はジョージ・ワシントン伝記とボーディッチ航海術書を携えています。六角柱の台座には、万次郎の物語を伝えるイラスト板を設置しています。銅像、台座ともに1.8メートルで、記念碑は3.6メートルの高さになります。
 万次郎は、帰国に際してハワイで捕鯨ボートを購入し、アドベンチャラー号(Adventurer)と名付けました。喜屋武岬の沖合で船からアドベンチャラー号を降ろし、大度浜海岸に上陸しました。記念碑のそばには、アドベンチャラー号に関する説明板を設置し、園路上には、アドベンチャラー号をイメージしたマーキングを施しています。
新たなランドマーク誕生 ジョン万次郎の記念碑

ジョン万次郎
 万次郎は、近代日本の夜明けともいえる時代に、日米の懸け橋となる幾多の業績を残しました。アメリカの第30代大統領・クーリッジは、「万次郎の帰国はアメリカが最初に大使を日本に送ったに等しい」と話しました。坂本龍馬の外国に対する開眼も、万次郎の体験を伝え聞いたことによるものだといわれています。また、板垣退助、中江兆民、岩崎弥太郎などにも多大な影響を与えたといわれており、万次郎の評価は国際化時代を迎えた今、いっそう高まりつつあります。
 大度浜海岸に整備した記念碑の台座には、万次郎の物語を6枚のイラスト板と解説板で紹介しており、波乱万丈の生涯と不屈のジョン万スピリットを知ることができます。

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リーフレット
 記念碑の整備と併せて、万次郎の足跡や記念碑の概要などを紹介するリーフレットを作成しました。リーフレットは、糸満市役所 商工観光課(3階)で配布しています。

「ジョン万次郎 上陸」リーフレット[PDFファイル/3.9MB]
リーフレットイメージ

イベント
 「ジョン万次郎宿道探索ウォーキング」毎年2月の第1日曜日に開催予定(集合場所:大度海岸)
 NPO法人ジョン万次郎上陸之地記念碑建立期成会が主催するイベント。万次郎が上陸した大度浜海岸をスタート地点とし、その足跡をたどりながら滞在した豊見城市翁長までの約12キロを歩きます。また、コースの途中にある摩文仁番所跡などでは、ガイドが由来について説明します。イベントは誰でも参加できます。

地図

ジョン万次郎 上陸の地

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