本文
令和5年ハブ咬症防止運動の実施について
沖縄県には、猛毒を有するハブが生息し、年間50件から60件のハブ咬症被害が発生しております。
農作業や行楽等で田畑や山野への出入りが多くなるこの時期に、ハブ咬症被害も多く発生しております。
沖縄県では9月から11月までの間、「ハブ咬症防止運動」月間と定め広報活動等によりハブ咬症防止運動を実施しております。
草刈り、餌となるネズミの駆除等の環境を整備し、ハブによる被害を未然に防止するよう心がけましょう。
田畑や山野、草地等への出入りや夜間に歩行する際には十分に注意するよう心がけましょう。
もし、ハブに咬まれた場合は、激しい動きをしないで、身近な人に助けを求め、早急に医療機関で治療を受けましょう。
ハブ対策について
環境整備をして、ハブ咬症を未然に防ぎましょう
1 隠れ場所をなくす
石積みなどの穴を埋める。
不要な木材、廃棄物などは野積みせず片付ける。
2 侵入を防ぐ
屋敷や畑の周りをナイロン網のフェンスで囲む。
家の周りを高さ150cm以上の塀で囲む。
3 ゴミなどを放置しない
ハブの餌となるネズミなどが集まらないようにする。
4 空き地の適正管理
空き地やお墓などを所有、または管理をしている方は、雑草が伸びすぎないように、こまめに草刈りや清掃をする。
農作業や草刈り時の注意
必ず長靴をはきましょう。見通しの悪い草むらでの作業は、最初に草刈り機を使用し、鎌などによる手作業はできるだけ避けましょう。
ハブに咬まれたら
1 まず、慌てずに、ハブかどうかを確かめます。
ヘビの種類が分からなくても、ハブなら牙のあとが普通2本(1本あるいは3、4本の時も)あり、数分で腫れてきてすごく痛みます。
2 大声で助けを呼び、すぐに医療機関を受診しましょう。
走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。
3 病院まで時間がかかる場合は、包帯やネクタイなど、帯状の幅の広い布で、指が1本通る程度にゆるく縛ります。
血の流れを減らす程度にゆるく縛り、15分に1回はゆるめましょう。決して細いヒモなどで強く縛ってはいけません。
恐怖心から強く縛ると血流が止まり、逆効果になることもあります。
※ハブ抗毒素(血清)常備医療機関
社会医療法人友愛会 友愛医療センター
豊見城市与根50-5
098-850-3811
医療法人徳洲会 南部徳洲会病院
八重瀬町字外間171-1
098-998-3221
県立南部医療センター・こども医療センター
南風原町字新川118-1
098-888-0123
沖縄県保健医療部衛生薬務課ホームページ(ハブについて)<外部リンク>