ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > こども未来部 > こども未来課 > ヤングケアラーの相談窓口

本文

ヤングケアラーの相談窓口

ページID:0028892 更新日:2025年5月1日更新 印刷ページ表示

ヤングケアラーとは

本来大人が担うような家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを日常的に行っている、18歳未満の子供とされています。
ヤングケアラーとは

ヤングケアラーかも、と思ったあなたへ

家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。
でも、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じるほどの
重い負荷がかかっている場合は、すこし注意が必要です。

ヤングケアラーが直面している問題

ヤングケアラーが直面している問題は多岐にわたり、その影響は長期的かつ深刻です。
主な問題点として以下が挙げられます。

学業への影響

 ヤングケアラーの学業への影響は深刻で、家族のケアに時間を取られることで、学業に集中する時間が著しく制限され、成績の低下だけでなく、学ぶ意欲や好奇心の減退にもつながる可能性があります。
 さらに、家族の世話のために遅刻や欠席が増える傾向もあり、継続的な欠席は、学習の遅れを招くだけでなく、友人関係の構築にも悪影響を及ぼす可能性があります。

社会的な孤立

 ヤングケアラーは家族のケアに時間を取られることで、同年代の友人と交流する機会が著しく制限され、結果として友人関係が希薄になり、単に寂しさを感じるだけでなく、長期的には社会性の発達にも影響を及ぼす可能性があります。
 また、家族の状況を他人に知られたくないという思いから、自ら友人との交流を避けるケースもあり、孤立へと繋がります。
 さらに、コミュニケーション不足は、友人との交流を通じて学ぶべき対人スキルや感情のコントロール、協調性などの獲得が遅れる恐れがあります。

健康への影響

 家族のケアを担う責任が、子どもたちの成長期における健康的な生活リズムを乱し、長期的な健康被害をもたらすリスクが高まっています。
 まず、身体面での影響として、十分な睡眠時間を確保できず、また食事の準備や摂取にも十分な時間を割くことができないケースが多いです。これらの原因が重なり、成長期の子どもたちの身体発達に悪影響を及ぼす危険があります。
 さらに、長時間のケアによる身体的疲労の蓄積は、慢性的な疲労感や体力低下を引き起こし、腰痛や肩こりなどの身体症状を訴えるヤングケアラーも少なくありません。
 また、精神面でも家族のケアに対する責任感や、学業との両立によるストレスが、うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクを高めています。

家庭内での責任と負担

 ヤングケアラーは、家族の介護や世話、家事全般など、多岐にわたる責任を負うことが多く、その負担は想像以上に大きいです。
 子どもとしての生活を楽しむ時間や機会が著しく制限され、友達と遊ぶ、部活動に参加する、趣味を楽しむといった、子どもの成長に不可欠な経験が犠牲になってしまいます。
 さらに問題なのは、家庭内での役割が固定化されやすく、一度ケアの役割を担うと、その責任から抜け出すことが難しくなり、自己犠牲を強いられる状況が長期化する傾向があります。この結果、自分の人生よりも家族のケアを優先せざるを得ないという心理的プレッシャーに常にさらされることになります。

自己認識の欠如

 ヤングケアラーは、自分の状況を問題だと認識できないため、適切な支援を受ける機会を逃しがちです。例えば、学校のカウンセラーや地域の福祉サービスなど、利用可能な支援リソースがあっても、それらを活用しようとしない傾向があります。
 ヤングケアラーは自分の状況を当たり前のこととして受け入れ、過度な負担や責任を背負い続けてしまい、これにより、学業の遅れや社会的孤立、心身の健康問題など、様々な二次的な問題が発生し、長期化する可能性が高まります。

もし、悩みを抱えていたら・・・

困ったときに話を聞いてくれる大人は必ずいます。
学校の先生・スクールカウンセラー・親戚の人、友達など、信頼できる相手に相談してみましょう。

市の相談窓口

糸満市こども家庭センター(市役所2階)
電話番号:098-840-8191
月曜日~金曜日 (土日祝日、年末年始、慰霊の日はお休み)
8時30分~17時15分

相談内容は守秘義務により守られます。お気軽にご相談ください。
来所による相談を希望の方は、事前に電話予約をすることで、すぐに相談をすることができます。
相談内容により、相談者の承諾のうえ関係機関と連携を行います。

他機関相談窓口

児童相談所相談専用ダイヤル

電話番号:0120-189-783(いちはやく・おなやみを)
受付時間:24時間受付(年中無休)通話料無料

児童相談所は、都道府県、指定都市等が設置する機関で、子どもの健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。虐待の相談以外にも子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。

沖縄県の相談窓口

沖縄県ヤングケアラーチャンネル

1.概要
 ヤングケアラー等が抱える悩みや問題等について気軽に相談できるようにするため、SNS(LINE)を活用した相談窓口です。

2.対象者
 原則として沖縄県内に在住する18歳未満の方、またはその家族

3.相談日・時間
 11時00分〜20時00分(土日、祝日、12月29日〜1月3日を除く)

4.主な相談内容
 家族や自分のこと、学校や職場での悩み、進学や就職に関する悩み、ケアに関する悩み、将来の悩み等が相談できます。

5.相談方法
 (1)下記QRコードから相談出来ます
  https://www.pref.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/481/r5qr.png<外部リンク>
 (2)下記のURLをクリック
  https://page.line.me/927ojyfs<外部リンク>
 (3)その他、LINEのホーム画面で「沖縄県ヤングケアラーチャンネル」と検索、または「@okinawa-yc」でID検索
  沖縄県子ども・若者みらい相談プラザsorae(ソラエ) 
  https://sorae.okinawa/naha/<外部リンク>
  ソラエ(なは)対象地域:北部圏域(※)を除く県全域
  電話:098-943-5335(無料通話)
  開所日時:火~土曜日の10時~18時(日曜日・祝日・年末年始除く)

沖縄県ヤングケアラーチャンネル

24時間子供Sosダイヤル(文部科学省)

電話番号:0120-0-78310(なやみ言おう)
受付時間:24時間受付(年中無休) 通話料無料

 いじめやその他の子供のSOS全般について、子供や保護者などが夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できる、都道府県及び指定都市教育委員会などによって運営されている、全国共通のダイヤルです。

子どもの人権110番(法務省)

電話番号:0120-007-110
受付時間:平日8時30分~17時15分 通話料無料
土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み

 「いじめ」や虐待など子供の人権問題に関する専用相談電話です。