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スポーツ活動における熱中症事故の防止について
各スポーツ団体(学校部活動、スポーツ少年団、各スポーツサークル等)で活動されている皆さんへ。
皆さんには、熱中症事故防止にご協力いただいているところでありますが、スポーツ活動中をはじめとして、依然として熱中症による被害が多く発生しております。
令和6年度は、日本国内での熱中症による救急搬送人員数は97,578人と、調査が開始された平成20年以降で最も多くなりました。
このような中、公益財団法人日本スポーツ協会より「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」<外部リンク>等を参考にしていただき、熱中症事故防止のための適切な措置を講ずるようお願いします。
特に、(1)本格的に暑くなる前の時期で、体が暑さに慣れていない中で急に暑い環境にさらされると
熱中症になりやすいことから、気温等がそれほど高くない日に無理のない範囲で汗をかき
徐々に暑熱順化(体を暑さに徐々に慣らしていくこと)を行うこと。
(2)活動の場所や種類にかかわらず、暑さ指数(WBGT)に基づいて活動実施を判断すること。
(暑さ指数(WBGT)は環境省「熱中症予防サイト」<外部リンク>より確認できます)
特にスポーツイベントや大会の実施に当たっては、開催地域における暑さ指数の状況も
参考にしながらこれまでと開催時期を変更する、開催時間帯をずらす、運動負荷を軽減する
健康に被害が生じるおそれがある場合は中断・中止するなど、熱中症予防に配慮した
開催方法を検討すること。
(3)スポーツ活動前や活動中、活動後に、健康をチェックし、適時・適切な水分・塩分補給を
行うとともに、多様かつ効果的な身体冷却を行うこと。
(4)熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分の補給、体温の冷却
病院への搬送等を行うこと。
(5)環境省が発表す熱中症警戒情報の留意し、警戒情報発出時に運動・スポーツを実施する
場合はエアコンがある屋内など涼しい環境を確保(屋外において実施する場合は
上記(2)~(4)の対策を徹底)すること。
下記のサイトまたは各競技のサイトでも熱中症の対策やガイドラインなどあります、そちらも参考にしていただき、熱中症事故防止に努めていただきますよう、よろしくお願いします。
公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」<外部リンク>
環境省「熱中症予防情報サイト(PC)」<外部リンク>、「熱中症予防情報サイト(スマートフォン)」<外部リンク>