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No.6 カンジャージョーグヮーと埋立地
801114-3-8-0170
801114-3-8-0172
(写真提供 東風平朝正氏)
字糸満の西区と町端区には、国道331号を背に、人家をはさんで海へとまっすぐに延びる「ジョー」と呼ばれる9本の通りがある。
ジョーは元々、潮が満ちると船だまりとなり、潮が引くと地域の人々が行き来する道となる、多様な機能をもつ空間だった。
2枚の写真は1960年代、9本のジョーの最南端に位置するカンジャージョーグヮーの家並みを山巓毛から望んだ一コマ。
通りの先にある舟揚場には、数艘のサバニが陸揚げされている。
海を隔てて向こう側は漁港西側の埋立地。3棟に連なる平屋トタン葺きの建物は、浜京製菓製パン工場。
その右隣、岸壁にたつ建造物は砕氷機。出漁する漁船に氷を積むための装置である。
後方のコンクリートの建物は、1960年に建設された糸満町消防署の庁舎。