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No.1 糸満ロータリーと牛車
801114-1-9-422
1958年。糸満の中心地にある糸満ロータリーを、荷車を引く牛と男性がゆうゆうと渡る、のどかな一コマ。
これから畑仕事に向かうところなのか、それとも荷物の運搬の最中なのだろうか。
漁業の町として知られる字糸満だが、旧高嶺村と境界を接していた南側一帯は、このころ芋畑や水田の広がる緑豊かな地域だった。
後方中央に見える木造二階建ての建物は糸満町消防署。大きな車庫から消防車が顔をのぞかせる。
その左隣の建物は町端駐在所。右端の建物は渡名喜時計店。左端は松屋醫院。
(写真提供 東風平朝正氏)