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国指定史跡 具志川城跡
字喜屋武の南方海岸に築かれたグスクで、三方が海に面している。陸続きの東側城門は切石積みで、さらに岸に沿って野面積みの石垣がめぐらされている。場内は2つの郭で分けられている。正確な築城年代は不明。
「スーフーチー」(潮吹き穴)と呼ばれる自然穴が城門近くにある。
県内には、具志川城と呼ばれるグスクがうるま市具志川と久米町具志川、そして糸満市にある。規模・構造・立地状況がよく似ているといわれているが関連等については今のところ不明である。
伝承によると、久米島町具志川城の按司が久米島を追われて喜屋武に落ち延び、この地に城を築いたのが具志川城跡だといわれている。
遺物としては、13~14世紀ごろの中国製陶磁器類が採取されている。
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