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市指定有形文化財(彫刻) 田名宗経謹刻の仏像
田名宗経謹刻の仏像
この仏像は、19世紀に芸術家として活躍していた田名宗経(1798~1865)の作である。彼は、龍頭、鶴、牛、鹿、仙人、西洋人を好んで彫刻したといわれている。彼の遺作としては、県立博物館所蔵の龍頭観音像が知られている。
本仏像は、「道光11年辛卯12月」(1831年)宗経によって彫られた後、宮古の祥雲寺に奉納された。その後、祥雲寺より神仏として蓮華院に迎えられ、今日に至っている。
素材はイヌマキの木で、高さは約26cmで、表面には金箔が張り付けられている。