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令和6年 糸満市議会議長 新春のごあいさつ
市民の皆様 あけましておめでとうございます。糸満市議会議長の金城寛でございます。
市民の皆様におかれては、ご家族お揃いで輝かしい新年をお迎えになられたことと、心よりお喜び申し上げます。
希望に満ちた令和6年の新春を迎えるにあたり、市議会を代表して謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、長期化するロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ問題における中東での軍事衝突の緊迫化は、世界情勢に大きな不穏をもたらしています。また、これらの情勢は、世界経済にも大きな影響を与えています。アメリカやヨーロッパにおいて高インフレにより金融政策が引き締められることで、円安が進み、わが国でも、原油価格の高騰をはじめ輸入製品を中心に物価が上昇し、私たちの家計を圧迫し続けています。
このような厳しさの中にあっても、市民をはじめ各企業・事業者の皆様におかれましては、日々のたゆまぬ努力によって、日常生活を堅持し続けておられることに対し、本当に頭の下がる思いであります。
一方、経済活動の正常化は着実に進んでいるようにも思います。世界中で猛威を振るい続けた新型コロナ感染症もインフルエンザと同等扱いの「5類」感染症に移行され、諸外国からの入国制限などの規制も撤廃されています。これにより人流が回復し、「リベンジ消費」が経済を活性化させています。繁華街ではかつての賑わいが戻りつつあり、観光地は外国人を含む多くの観光客の姿は活気にあふれています。ようやく出口が見えてきたように感じます。引き続き、感染防止には留意しながら、経済活動の正常化に取り組んでまいりましょう。
市議会といたしましても、議員一同、市民が望む暮らしやすい街づくりのために、全力で議会活動に取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
さて、本年は「辰年」であります。辰年には、天高くのぼる竜のように、「運気の上昇」「景気が上向く」などといった言い伝えもあるようです。本市の各産業においても「登竜門」のことわざにありますように、鯉が竜になるよう、これまで培った力を存分に発揮され、大いに飛躍する年になるよう期待をいたすものであります。
結びに、新年が糸満市にとって明るく希望に満ちた年となることを念願いたしますとともに、市民の皆様のご繁栄とご多幸をお祈り申し上げ、私の新年のあいさつといたします。
令和6年 糸満市議会議長 金城 寛