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12月6日(水曜日)、高嶺中学校生徒が島根県雲南市などが主催する「第33回永井隆平和賞」と内閣府などが主催する「障害者週間のポスター」で受賞し、その喜びを報告するため、市役所を訪れました。
「障害者週間のポスター」は、障害の有無にかかわらず誰もが人格と個性を尊重し支え合う共生社会を目指し、国民の理解促進を図ることを目的に全国からポスターデザインを募集するもので、高嶺中3年の高橋柚菜さんは沖縄県で最優秀賞にあたる県知事賞と、全国上位2位にあたる内閣特命担当大臣賞を受賞しました。
「第33回永井隆平和賞」は、原子爆弾により白血病に冒されながらも世界に平和を訴え続けた永井隆博士の精神を受け継ぎ、「愛」と「平和」をテーマとした作文を全国から募集するもので、高嶺中1年の大城果音さんは全国上位3位にあたる佳作を受賞しました。
大城さんは「全国でも上位の賞を取れてうれしかったです。作文を書く前に新聞記事や祖母の体験談をまとめましたが、改めて戦争の悲惨さを知りました」と話しました。
当日は残念ながら高橋さんは不参加となりましたが、美術担当のブアラヴォング実菜美先生が作品名「誰もが主役の明るい社会」の説明などを行いました。
報告を受けて、當銘市長は「受賞おめでとうございます。大城さんが聞いた祖母の話は、壮絶な体験を伝えていく必要があると考え話をしたと思います。その気持ちを引き継いで、世界に平和を発信する人になってほしいです。障害者週間ポスターについて、今後、さまざまな人が共に支え合う共生社会を目指すことは重要になりますので、高橋さんの作品が多くの人の目に触れてほしいです」と話しました。
それぞれの表彰について、詳しくは学校教育課(Tel:098-840-8165)まで。