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令和6年3月末で糸満市消防団を退団する金城正次副団長とその家族が、3月25日(月曜日)、當銘市長へ退団報告のため市役所を訪れました。
金城副団長は昭和42年7月に糸満市消防団員に任命された後、平成11年に副団長に就任して現在に至るまで、多くの消火現場などで団員として活動され、地域の防災や消防の中心として活躍されていました。また、自身の子どもが小さい頃は、子連れで訓練に参加するほど消防団活動に積極的に取り組み、平成9年3月に受賞した消防庁長官表彰をはじめとする多くの表彰を受賞されています。
金城副団長はこれまでを振り返り、「58年にわたり、建物火災などで昼夜問わず、消防職員、団員一丸となり、火災を早急に消火してきた思い出があります。与座部落の建物火災では煙に巻き込まれ、命を落とす危険を感じ、火災は人も財産も奪う怖いものだと感じたことが一番印象に残っています。団員の皆さんには、今後も団員一丸で地域住民の暮らしを守るために頑張って欲しいと思います」と話しました。
報告を受け、當銘市長は「58年間、全力で消防団活動に取り組んでいただき、市民を代表して感謝します。金城副団長には多くの活動を通して、市民の命と財産を守っていただきました。引退されることは残念ですが、今後も後進の団員育成にご協力いただければうれしく思います。今後は元気に、ゆっくりと休まれてください。」とお礼を述べました。
また、消防職員は「市内で火災があれば昼夜問わず自家用車で足を運んでいただき、消火方法や地理が割らない職員に対しては、水利部への誘導やホース延長などを手伝っていただきました。消火活動終了後は、自家用車に準備された冷たい飲料水を隊員へ配給され、命の飲料水と常に感謝していました。副団長が退団することは大変残念ですが、今後はゆっくり休まれてほしいです」と話しました。
消防団員の募集などについては、糸満市消防本部(Tel:098-992-3661)まで。