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糸満市と株式会社大政建創が災害時における指定緊急避難場所としての施設利用に関する協定を締結し、その締結式が5月22日(水曜日)、市役所で行われました。
同協定は、糸満市内に地震や津波などの災害が発生した際に、沿岸部に位置する糸満南小学校、糸満南こども園の児童・園児らが素早く、安全に避難する場所として、株式会社大政建創が管理する施設を利用するために締結されました。
締結式で當銘真栄市長は「近年の災害は、行政だけで対応することに限界があるため、災害時の応援協定を積極的に行っています。糸満南小学校と糸満南こども園は海抜の低い位置にありますので、今回、このような状況をご理解いただき、協定を結んでいただいたことに感謝いたします」とお礼を述べ、株式会社大政建創の大城守代表取締役は「避難ビルとして利用したいと相談を受け、大変名誉のあることだと思いました。地域の役に立てることを喜ばしく思っています」と話しました。
また、糸満南小学校の渡慶次憲雄校長は「4月3日に津波警報が発表されたとき、子どもたちがいたらどうなっていただろうと、とても危機感を持ちました。今回、施設を利用させていただけるということで協定を結んでいただき、ありがとうございます」と、糸満南こども園の山田文子園長は「4月3日の津波警報時に避難したときは、20分かかりました。今回、協定を締結いただき、近くに避難できることは園児や保護者、保育士にとってとても安心です。ありがとうございます」とそれぞれお礼を述べました。
指定緊急避難場所の協定について、詳しくは秘書防災課(Tel:098-840-8245)まで。