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第29回糸満市平和祈年祭が6月8日(土曜日)、平和祈念公園で行われました。
同祈年祭は、沖縄戦全戦没者の慰霊や、戦争の恐ろしさと平和の尊さを次世代に正しく伝えていくことを目的に毎年開催され、第一部の平和の礎拭き清めと第二部の平和レクイエム朗読会などで構成されています。
祈年祭開催にあたり、當銘真栄市長は「本市は6月17日から23日までの1週間を平和週間と定め、この期間を中心に平和の尊さを発信しています。しかし、世界では戦争や地域紛争など平和とは言えない状況が今なお続いています。私たち一人一人が平和を願う思いを持ち、次世代へ平和の大切さを伝えていきましょう」とあいさつをしました。
第一部、第二部すべてに参加した平良桃々心さん(西崎小4年)は、「慰霊の日の前だから平和の礎をきれいにしようと思いながら拭きました。平和の礎を拭きながら、戦争でこんなに多くの人が亡くなったんだと思いました。これからも平和が続いてほしいです」と話しました。
当日は延べ200人の参加者が集まり、家族でタオルを手に平和の礎を拭く参加者の様子や、第二部の平和の語り部研修生による朗読、沖縄水産高校生のこはるさんと煌仙書道教室による書道と歌のパフォーマンスに見入る参加者の様子が見られました。
糸満平和祈年祭について、詳しくは政策推進課(Tel:098-840-8122)まで。