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11月4日(月曜日)、バクおしごとたいけんまつりが糸満市農村環境改善センターで行われ、子どもたちがパイロットやメイクアップアーティストなど、さまざまな職業体験をしました。
同まつりは、子育て相談保育室バクの在園児の保護者を中心に、同保育室の職員や関係者がさまざまな職業体験の機会を提供し、将来の選択肢を増やすことにより、子どもたちが自立し、貧困対策につなげることを目的に開催されました。
職場体験では、日本トランスオーシャン航空株式会社や社会医療法人友愛会、損保保険ジャパン株式会社など、さまざまな企業や個人の協力により、パイロットや看護師、珠算塾の講師、メイクアップアーティストなど多岐に渡る業種を子どもたちは体験しました。また、報酬として得た仮想の通貨でお菓子の購入やメダカすくいなどで消費したり、銀行に貯蓄することで利息を得たりするなど、実社会と同様にお金の流れを体験することで、お金の大切さを学びました。
職業体験を終えた後は、同保育室卒園児の保護者によるライブ演奏や通園児の保護者と子どもたちによるファッションショーなどが行われ、子どもたちは、まつり終盤まで絶えず笑顔で楽しむ様子が見られました。
参加した大城悠生さん(高嶺小2年)は「体験した仕事で一番楽しかったのはパイロットです。パイロットは操縦するときの微妙な調整が難しかったけど、それが楽しかったです。もらったお金はメダカすくいとお菓子すくいに使いました」と笑顔で話しました。
同保育室在園時の保護者で、同まつり開催のために中心となって活動した鈴木見和さんは「私の発案ではありますが、バクの園長先生と相談をして、多くの保護者に協力いただき開催することができました。子どもたちには仕事をして、稼ぐことで自身の好きなことができることを体験してほしいと考え、仮想の通貨を使い、お金の流れまで体験できるプログラムにしました。今回の経験を基に、1年に1度は開催できるように頑張りたいです」と話しました。