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沖縄県職業能力開発協会が厚生労働省から受託した若者技能者人材育成支援等事業の「ものづくり体験教室」が、11月20日(水曜日)、西崎小学校5年生を対象に同校で行われました。
同事業は、若者のものづくり離れや技能離れが見られる中、ものをつくる機会の少なくなった学生らに対し、物作りの魅力や技能者の役割などを伝えるとともに、技能士への関心を高めることを目的に、小中学校へものづくりマイスターなどの熟練技能者を派遣するものです。
当日はコケ玉植物づくり、ミニ看板制作、あずま袋づくり、赤瓦しっくいレリーフづくりの4課題の中から、児童らは希望する課題に取り組みました。
ミニ看板制作づくりに取り組んだ嶺井里夢さんは、自身が制作した看板を手に「看板製作でシールを切る作業とデザインを描く作業が難しかったです。看板がどうやって作られているかしれてうれしかったし、他の看板もどうやって作られているか興味を持ちました」と笑顔で話しました。
糸満市で看板業などを営み、沖縄県広告美術技能士会からミニ看板制作の技能士として派遣された翔神の神谷正昭代表は「長年ものづくり体験教室に技能士として参加していますが、子どもたちがワクワクしながら取り組んでいるところが楽しくて続けることができています。この体験ではさまざまなものづくり課題がありますが、体験を通して、ものづくりに興味を持ち、将来はものづくりの職業に携わってくれるとうれしいです」と話しました。
この取り組みについて、詳しくは学校教育課(Tel:098-840-8165)まで。