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戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えるため、沖縄戦に関する歴史を学んだ糸満市平和の語り部育成事業の研修生13人が11月23日(土曜日)市内各戦跡で学んだ成果を発表しました。
沖縄戦終結から約80年が経過する中、戦争体験者は年を追うごとに少なくなり、当時の悲惨さや平和の尊さを語り継ぐことが難しくなっています。、このような実情から、同事業は、当時の様子を見つめ「戦争を知らない世代の、さらに子や孫である世代」に歴史を伝えていく人材を育成することを目的に実施されています。
研修生らは、7月20日(土曜日)のオリエンテーションから研修をスタートさせ、市内外の戦跡巡りや、県外平和使節団との交流会などを通して、沖縄戦について見聞を深めてきました。
成果発表当日、研修生らは平和の礎、平和の火、魂魄の塔、ひめゆりの塔で当時の様子に思いをはせながら、自身が学んだことを発表しました。
研修生として参加した上原一佳さん(三和中2年)は「原稿は1週間かけて作って事前練習も何度か行いましたが、発表本番はとても緊張しました。研修中は、平和のことをとても考えられました。私は演劇をやっていて、平和に関する舞台もあったりするので、この研修で戦争当時のことをたくさん学ぶ事ができたので、その思いをセリフにのせて演じることができたら良いなと思います」と話しました。
同事業について、詳しくは政策推進課(Tel:098-840-8122)まで。