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元那覇市消防局消防司令長で、現在は西崎ニュータウン自治会自主防災会の防災アドバイザーとして活動する古我知進さんが、11月3日に危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章を受章し、その喜びを報告するため、12月4日(水曜日)、市役所を訪れました。
危険業務従事者叙勲は、春秋叙勲とは別に警察官や自衛官など、著しく危険性の高い業務に奨励した人に対する叙勲で、平成15年11月から開始されています。
古我知進さんは39年にわたり那覇市消防局で救急業務等の推進に尽力し、退職後は県内初の自主防災組織である西崎ニュータウン自治会自主防災会の設立や同組織の普及・促進活動、防災講演会などを通じ、県民や消防学校生徒などへ防災の重要性を伝える活動を行われています。また、令和元年には、自身がアドバイザーを務める西崎ニュータウン自治会自主防災会が防災功労者内閣総理大臣表彰、総務省消防長の防災まちづくり大賞を授与しています。これらの功績が認められ、今回の受賞に至りました。
古我知さんは「今回の勲章は、現役時代の職場の皆さんや西崎ニュータウンの皆さんが私を支えてくれたから受章できたと思います。これまでもさまざまな活動を行ってきましたが、この受章を機に、さらに糸満市の防災力向上、自主防災組織の普及促進のために活動を続けていきます」と喜びを語りました。
報告を受け、當銘真栄市長は「受章おめでとうございます。勲章に限らず、これまで受賞した数々の賞は、長年の功績と努力が認められた結果だと思います。古我知さんが行われた活動で、自主防災組織が市内全域に広がりを見せており、「自分の地域は自分で守る」を実現できる環境が整いつつあります。これからも市民のために豊富な知見を生かしていただきたいです」と話しました。
古我知進さんの受章について、詳しくは秘書防災課(Tel:098-840-8245)まで。