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沖縄戦終焉(しゅうえん)の地から戦没者を慰霊し平和を願う、第47回摩文仁・火と鐘のまつりが12月31日(火曜日)に沖縄平和祈念堂で行われました。
同まつりは、沖縄戦終焉(しゅうえん)の地に大勢の老若男女が集まり、戦没者慰霊のたいまつを掲げ、鎮魂の大聖火をたき、打ち鳴らす平和の鐘の響きに恒久平和を願いながら、心豊かに新年を迎えることを目的に開催されています。
當銘真栄市長は「来年は終戦から80年を迎えます。これまで自らの体験を通し、私たちに平和の尊さ、戦争の悲惨さを伝えてきた戦争体験者は少なくなり、語り継いで行くことが難しくなっている中、戦争体験を風化させないためには、私たち一人一人が歴史の教訓を次の世代へ伝えていかなければなりません」とあいさつをしました。
こども空手演武を皮切りに、沖縄戦の映像視聴や平和祈念堂金管アンサンブルによる金管合奏、参加者全員による黙祷が捧げられた後、参加者一人一人がたいまつの火を掲げて広場へ移動しました。
多くの火が祈念堂を背に円を描き、年明けを告げる合図とともに、ボーイスカウトらの代表者7人が円の中心にある大聖火へ点火すると、大きな火が生まれました。