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1月24日(金曜日)に開催された第66回沖縄県社会教育研究大会で、NPO法人三和人材育成会が令和6年度沖縄県社会教育功労表彰を受賞し、その喜びを報告するため、3月7日(金曜日)に市役所を訪れました。
同会は平成25年5月に発足しましたが、発足前には、同会の母体となる団体が沖縄県教育委員会の「戦中戦後の混乱期における義務教育未修了者支援事業」を受託し、沖縄戦の影響で義務教育の機会を奪われ、中学校卒業の認定を受けることができなかった人々に対して学び直しの機会を提供を実施しています。
また、近年は、三和地域の各小中学校と連携を図りながら、児童生徒の学習意欲や学力向上、人材育成を目的とした読み聞かせや各種検定試験への助成などの活動を行っています。
受賞した同会会長の久保田曉さんは「三和地域の小中学校は、地域と一緒に作り上げてきた学校だと感じていまして、今回、そのことが表彰という結果で現れたのだと思います。今の子どもたちも大きく成長したら、その次の世代に私たちの活動をつないでほしいです。それまでは、私たちも地域の人間として尽力していきたいです」と喜びを語りました。
報告を受け、當銘真栄市長は「長い間、子どもたちが安心して学べる環境を整備する活動を続けていただいたことに感謝申し上げるとともに、今回の受賞を大変うれしく思います。これからも健康に注意いただきながら、子どもたちのために活動を継続していただきたいです」と、屋良朝俊教育長は「受賞おめでとうございます。改めてこれまでの活動を拝見して、子どもたちのために素晴らしい活動をされていることに感謝いたします。地域の人材育成のため、これからもご協力をお願いします」と喜びを分かち合いながら、同会の活動にお礼を述べました。
なお、今大会では同会のほか、個人の部で元糸満市青少年育成市民会議で会長職を勤めた山田宏さんが表彰を受賞しています。
沖縄県社会教育功労表彰について、詳しくは生涯学習課(Tel:098-840-8163)まで。