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沖縄県平和創造の森公園内のトンネルに喜屋武小学校全児童によるペインティングが行われ、3回目の作業日となった3月11日(火曜日)に同ペインティングが完成しました。
同企画は、トンネル内の落書きに困っていた公園管理者が山城自治会の仲門啓太区長に相談したことがきっかけで、同区長から喜屋武小学校へ打診し、企画がスタートしました。
ペンティングの原画は、同校児童の保護者でイラストレーターの太田あきのさんが、児童が描いた絵を組み合わせて下書きを書き起こし、同校卒業生で株式会社家願寿を経営する一級建築塗装機技能士の浜本光さんや、同氏の妻で住宅カラーコーディネーターを務める浜本綾乃さんなどが絵に合わせた色づくりや塗り方を児童へ指導しました。
ペインティングは同校児童の保護者や区長、公園管理職員による交通安対策を取りながら全3回行われ、トンネルには、片方の側面に虹と平和の象徴であるハト、反対の側面に祈りをささげる手と沖縄の守り神であるシーサーが色鮮やかに描かれました。
ペインティングを終えて、吉門みなつさん(6年生)は「平和の象徴をイメージして描いたので、ペイントを見た人が平和を感じてもらえたらうれしいと思います。細かいところが多くて難しかったけど、みんなが一緒に作品をつくってくれてうれしいです」と笑顔で話しました。
児童へ塗り方などを指導した浜本光さんは「1年生から6年生の協力で、素晴らしい作品ができました。一生残る作品で、子どもたちは誇りに思うと同時に、今回の企画はとても良い思い出になると思いますし、生まれも育ちも喜屋武地区の私も、今回の企画で地域に貢献できたことは、感動的で良い思い出になりました」と話し、ペインティングが完成した満足感にひたりました。
同校のペインティングについて、詳しくは喜屋武小学校(Tel:098-997-2298)まで。