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戦後80年の節目を迎えるにあたり、30回目の糸満市平和祈年祭が6月14日(土曜日)、平和祈念公園で行われました。
同祈年祭は、沖縄戦全戦没者の慰霊や、戦争の恐ろしさと平和の尊さを次世代に正しく伝えていくことを目的に毎年開催され、第1部の平和の礎拭き清めと第2部の平和レクイエム朗読で校正されています。
第1部の平和の礎拭き清めには、市内の遺族会やスポーツ少年団、こども会、福祉施設の利用者や職員など約100人が参加し、慰霊の日を前に平和の礎がきれいに拭いました。
平和の礎拭き清めに参加した狩俣百花さん(西崎小4年)は「平和の礎には名前がたくさんあって、戦争で本当にたくさんの人が亡くなったんだなと思った。亡くなった人が天国にいってほしいと思いながらきれいに拭きました。これからも平和が続いてほしいです」と汗を拭いながら話しました。
第2部では、平和の語り部育成事業の研修生らによる絵本『ひめゆり』の朗読のほか、イトマンダブルダッチクルーや看護師シンガーKEIさん、糸満市出身お笑い芸人の赤丸さんらによる平和の祈りパフォーマンスが披露されました。
同祈年祭について、詳しくは政策推進課(Tel:098-840-8122)まで。