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座波の歴史を後世に残すため、座波字誌発行委員会が座波字誌を発行したことを報告するため、7月30日(水曜日)、市役所を訪れました。
同委員会は、平成20年に準備委員会を設立し、座波自治会定期総会で同会設立が承認され、字誌発行に向けた取り組みがスタート。以後、15年と長い年月をかけて写真・資料収集や現地調査、座談会、他自治会との意見交換を行い、令和6年12月に念願の字誌が発行されました。
集録内容は、座波の歴史や拝所・公民館・門中、年中行事、教育、自治活動、生業と住民の生活など、座波地域の情報を網羅したものとなっています。
同会事務局の金城勇さんは「当初、メンバーは30人ほどで取り組みを始めましたが、専門家がいなかったことにより長い年月を要したことで、仕事や健康上の理由などで徐々にすくなくなり、最終的には11人となってしまいました。今回、無事に発刊できたことは大変うれしいですし、この字誌を地域の人に読んでいただいて、座波の歴史・伝統・文化を後世に残してほしいと思います」と発刊の喜びを語りました。
報告を受け、當銘真栄市長は「字誌発刊おめでとうございます。字誌発行までに多くのご苦労をなされたと思いますが、座波住民、そして今後育つ多くの人材が自身の地元に誇りを持ち、後世に伝えていくことで座波地域が発展していくと思います。これからも地域発展のためにご協力をよろしくお願いします」と字誌による座波地域の発展を期待しました。
報告後は、同委員会から糸満市教育委員会と市立中央図書館へ字誌を寄贈しました。
字誌発行について、詳しくは座波公民館(Tel:098-994-7214)まで。