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兼城中学校の生徒が永井隆平和賞の受賞と、島尻地区中学校軟式野球強化大会で優勝した喜びを報告するため、10月8日(水曜日)に市役所を訪れました。
永井隆平和賞は島根県雲南市が主催する賞で、原爆により白血病に冒されながらも世界に平和を訴え続けた永井隆博士の精神を受け継ぎ、「愛」と「平和」をテーマとした作文を全国から募集するものです。今回で35回目を迎える同賞へ応募した村島心月さん(兼城中2年)は、中学生の部で最優秀賞を獲得しました。
また、兼城中学校野球部は8月30日から9月13日に掛けて開催された、第77回島尻地区中学校軟式野球強化大会で見事18年ぶりの優勝に輝き、10月11日(土曜日)から開催される沖縄県大会への出場権を獲得しました。
村島心月さんは「『壁に残された伝言』という国語の授業を終えて、私が糸満市平和合唱団に参加した体験や日常を平和に過ごせることの大切さを文章にしました。受賞できてうれしかったです」と喜びを語り、野球部主将の具志堅大和さん(兼城中2年)は「本番を想定した練習を日頃から取り組み、大会でその成果を出すことで優勝できたと思います。県大会では優勝、全国大会出場を目指して、選手一同、1戦1戦集中して試合に臨みます」と県大会への抱負を語りました。
報告を受け、徳元弘明副市長は「永井隆平和賞受賞おめでとうございます。糸満市の戦後80年に関する取り組みを作文にして、さらに最優秀賞を受賞されたことをうれしく思います。また、野球部も日頃からの成果を発揮して18年ぶりの優勝おめでとうございます。今後もこの努力を継続して、県大会優勝、全国大会出場を実現していただきたいです」と激励しました。
この記事について、詳しくは学校教育課(Tel:098-840-8165)まで。