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埋蔵文化財の照会について
埋蔵文化財とは
「埋蔵文化財」とは、土地に埋蔵されている文化財(いわゆる「遺跡」)を指し、埋蔵文化財の存在が知られている土地、もしくは存在する可能性が高い土地を「周知の埋蔵文化財包蔵地」と呼びます。これらの「周知の埋蔵文化財包蔵地」には、貝塚、集落跡、お墓、グスクなどの多様な種類があり、時代も旧石器時代から近代にまで及びます。現在、糸満市内には122箇所の埋蔵文化財包蔵地が所在しています。
周知の埋蔵文化財包蔵地の照会について
住宅建設や土地造成、大規模開発など土木工事の計画がある、遺骨収集作業を行う、土地の売買を行う時などは、予定地が埋蔵文化財包蔵地に該当しているか、事前に教育委員会生涯学習課文化振興係まで照会をお願いします。埋蔵文化財の保護と開発事業の円滑化を図るために必要なことですので、ご協力をお願いします。
事業予定地が埋蔵文化財包蔵地及び隣接地に該当する場合、事前に試掘調査など埋蔵文化財の保護を要する場合もありますので、工事や作業計画立案後、出来るだけ早い時期(少なくとも着工の60日前まで)に照会を行ってください。試掘調査の結果次第では、本調査が必要になる場合もあります。
照会方法
「埋蔵文化財の有無について(照会)」の申請書(押印必須)に必要書類を添付のうえ、窓口に直接お越しいただくか、郵送にてご提出ください。糸満市では埋蔵文化財の照会に、押印のある申請書の原本提出が必要となります。また、口頭、電話、Fax、Mailでの照会は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。
提出先
- 窓口にお越しの場合 糸満市役所5階 5番窓口
- 郵送の場合(宛先) 〒901-0392 糸満市潮崎町1丁目1番地 / 糸満市教育委員会 生涯学習課 文化振興係 文化財担当宛
※回答書の送付には現場確認などの都合上、提出から2週間程度かかる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
様式と記入例
埋蔵文化財の有無について(照会)様式 [Wordファイル/19KB]
埋蔵文化財の有無について(照会)記入例 [PDFファイル/374KB]
試掘・確認調査について
住宅建設や土地の造成など土木工事、開発事業を行う際には、工事で影響が及ぶ範囲について、埋蔵文化財が残存しているかを確認するための「試掘・確認調査」が必要となる場合があります。試掘・確認調査の要否は、過去・現在・今後の土地利用状況や工事における掘削の有無、切土や盛土の規模など工事内容を総合的に確認して判断します。そのため、「掘削するかわからない」「今後土地をどのように活用するか不明」「図面がまだない」などの工事内容が決定していない場合は、試掘・確認調査ができかねますのでご了承ください。試掘・確認調査が必要となった場合は、必要書類や現場の準備、調査の調整などでお時間を要しますのでお早めに照会をお願いします。
また、周知の埋蔵文化財包蔵地に該当していなくても、大規模な開発事業などの場合は、試掘調査を実施することもありますので、事前に教育委員会までご確認ください。
土木工事や開発などに伴う埋蔵文化財関係の手続きの流れ
お手続きなどの流れにつきましては、事業実施に伴う埋蔵文化財の取扱いフロー [PDFファイル/44KB]をご確認ください。