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令和6年8月8日16時43分ごろ、宮崎県の日向灘で発生した、最大震度6弱、マグニチュード7.1の地震を受け、気象庁は8日、『南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)』を発表しました。このため、南海トラフ地震の発生可能性が平常時に比べて*相対的に高くなっていると考えられます。必ず地震が発生するということではありませんが、今後1週間、地震発生に備えて国や県、糸満市が発表する情報に注意してください。
*相対的に高くなっているとは…平時において、1週間以内にマグニチュード8以上の南海トラフ地震が発生する可能性は『1000分の1程度』の確率ですが、8月8日の日向灘での地震後1週間は『数百分の1程度』の確率に高まっているとしています。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の際も、2日前にマグニチュード7.3の地震があり、『相対的に高くなっている』状態での発生でした。
静岡県駿河湾から宮崎県日向灘にかけてのプレート境界を震源域として発生が想定されている大規模地震。過去にも大規模地震が繰り返し発生している地域であり、発生周期からも、次の南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくないと言われています。
【外部リンクYoutube-内閣府防災】
万が一、南海トラフ地震が発生した場合、沖縄県は震源域から離れているため、揺れを感じることはないとされていますが、地震発生に伴う津波被害が想定されています。糸満市の場合は南海トラフ地震発生後、114分で最大3メートルの津波が到達することが想定されており、そのため、「南海トラフ地震防災対策推進地域(県内16市町村)」に指定されています。
【参考】「南海トラフ地震防災対策推進地域(県内16市町村)」
巨大地震の発生確率が高まっておりますので、以下、災害への備えをお願いします。
・糸満市が発行している減災マップを確認し、危険箇所の確認をしましょう。
・津波警報が発表されたら、すみやかに高台へ避難してください。
・徒歩での避難が困難な方以外は、原則徒歩で避難してください。
・避難が難しい場合は、頑丈な高い建物で垂直避難をしてください。
・普段から防災訓練や避難訓練に参加し、『自助』『共助』の意識を高めましょう。
・非常食などを蓄えておきましょう。
【気象庁ホームページ】<外部リンク>(外部リンク)
【南海トラフ地震臨時情報について】<外部リンク>(外部リンク)
【津波から身を守るために】<外部リンク>(外部リンク)