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文化遺産めぐりコース
山巓毛(さんてぃんもー) <所要時間目安:10分>
糸満ロータリー近くにあり、標高約25mの岩丘。三山時代の1429年、南山最後の王の他魯毎(たるまい)の墓と伝わる「按司墓」がある。糸満ハーレーの1週間前にはハーレー鉦が打ち鳴らされる。
白銀堂 <所要時間目安:10分>
糸満を代表する拝所。「意地ぬ出らあ手引き、手ぬ出らあ意地ひき(いじぬんじらあ てぃーひき、てぃーぬんじらあ いじひき)」=「カッと怒りが起きたら手を出さないようにし、手が出そうになったら心を静めよ」という沖縄の金言が広まる舞台となった場所である。綱引きやハーレーなど、重要な神事や祭祀が行われる。
糸満海人工房・資料館 <所要時間目安:15分>
糸満海人の歴史・文化を保存・継承・資料収集する事を目的として運営されている資料館。糸満海人が使用していた手作りの漁具や日用品を展示しているが、特にモンパノキの特性を活かして作られる海中メガネ(みーかがん)や水密性に優れたタバコケース(うみふぞー)は必見。
照屋の石彫獅子<所要時間目安:5分>
照屋地区の火の守り神として作られた石彫りの獅子。高さ約1m、最大長60cm、最大幅約40cm。獅子は当時人々に火の山(火山)として畏れられていた八重瀬岳の方向をヒーゲーシ(火返し)として向いている。他の地域の石彫獅子と比べ美しく、独特の愛嬌のある表情で地域の人々に愛されている。糸満市の有形指定文化財。
嘉手志川の碑<所要時間目安:15分>
嘉手志川の豊富な水量は干ばつに瀕しても枯れることはなく、長い間近隣の人々にはなくてはならない水源だった。今では親水公園として整備され、地元の子供たちが水遊びをする納涼スポットとして人気を博している。